国際的現代美術作家、上前さんの作品展 7月8日まで開廊10周年のサンムーンで【舞鶴】
投稿日時:2007年06月29日(金)
少年時代を舞鶴で過ごし、国際的な現代美術作家としていまも創作活動をする上前智祐(ちゆう)さん=神戸市=の作品展が、開廊10周年を記念して、浜のギャラリー・サンムーン(佐藤保明代表)で開かれている。緻密な手作業による斬新な色彩とデザインの版画と油彩画の35点が展示されている。7月8日まで。 上前さんは1920年大宮町に生まれ、小学生のころに舞鶴に移った。画家を志して神戸に出て具体美術協会を結成。緻密な点と線の集合の抽象的な油絵などを発表、世界から評価を受け多くの公立美術館で作品が収蔵されている。80代になっても創作意欲は衰えていない。 舞鶴では99年に市政記念館、2003年などにサンムーンで個展が開かれた。佐藤さんは10周年を迎えたのを機に、舞鶴に縁のある上前さんの作品をさらに知ってもらおうと、今回の作品展を企画した。自由な発想のデザインや美しい色の作品が、上前ワールドの魅力を放っている。 姉妹で来場した女性2人は「80代とは思えないおしゃれな作品。色から元気をもらっています。こうした現代アートに触れる場を今後も続けてほしい」と見入っていた。佐藤さんは「作家との出会いの積み重ねで10年を迎えることができ、この節目に上前さんの世界を発信したいと思いました」と話していた。入場無料。火曜休み。
【問い合わせ】電話63・4858、サンムーン。
まいづる智恵蔵で開催中の現代美術展でも、上前さんの作品が特別出品されている。7月22日まで。
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