心臓血管外科休診の舞鶴共済病院に 府と府立医科大が支援へ医師派遣検討【舞鶴】
投稿日時:2007年07月17日(火)
府北部地域における心臓血管外科医療体制に係る関係者会議が7月13日、円満寺の舞鶴グランドホテルであり、府や市、病院関係者15人が出席した。高度な心臓血管医療を担ってきた舞鶴共済病院で、担当医師がいなくなったのを受け、府と府立医科大学側は「医師の派遣に努める」と述べた。 舞鶴共済病院は1994年に心臓血管外科を開設、府北部や福井県からも患者を受け入れ、高度な手術を昨年は約80例こなした。金沢大学から3人の医師の派遣を受けていたが、大学の医師不足から3人が引き上げ、医師がいなくなり六月から休診としたが、早急に手術が必要な患者も待機している。 会議では共済病院の多々見良三院長が病院の現状を説明し、斎藤彰市長とともに早期の医師派遣を要請。府立医科大学の山岸久一学長は「医療スタッフと施設が整っている共済病院に医師派遣の支援をすることが適当」とし、「派遣する医師は2人が限度。年内には送りたい」と話した。 府の小石原範和副知事は、府立与謝の海病院で心臓血管外科の開設を目指していたが、「当面開設できなくなるのはやむを得ない。舞鶴共済病院は今回の支援を踏まえ、府北部の病院との一層の連携を図ってほしい」とした
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