サル撃退へ市が用具16基導入 「辛子銃」市内の農事組合に貸与始める【舞鶴】
投稿日時:2007年09月28日(金)
農作物を荒らすサルの被害が各地で頻発しているが、市はサル撃退用具16基を導入し、市内の農事組合に貸与を始めた。9月25日には朝来農事組合(上山潔組合長)組合員13人が使い方の説明を受け、トウガラシの成分を詰めた「辛子銃」の威力を体験した。 昨年、市東北部を中心に住民らがサルの被害状況の調査結果をまとめた。被害を食い止める有効な手段はないが、府南部でこの撃退用具が使われている。用具のマークペットは元々は防犯グッズで、筒先からボールが発射され、着弾し特殊な塗料をまき散らす。ボールの代わりにトウガラシなどの成分を詰めた玉を使い、破裂するとセキが止まらず、一定期間サルが寄りつかない効果が報告されている。 この日は大波など朝来地区の農事組合に2基が貸与され、朝来中の田口神社境内で市職員から使い方の説明を受け、さっそく試し撃ちをした。上山組合長は「各町内で順番に使い、その効果を見たい」と話した。
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