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ドキュメンタリー映画「自転車でいこう」 10月28日、中総合会館で上映会【舞鶴】

ドキュメンタリー映画「自転車でいこう」 10月28日、中総合会館で上映会【舞鶴】

投稿日時:2007年10月09日(火)

映画の1シーン。自転車に乗って街を行くプーミョン

 重度の知的障害者を主人公にしたドキュメンタリー映画「自転車でいこう」(杉本信昭監督)の上映会が10月28日、まいてフェスタ会場内の中総合会館4階(世部下)で開かれる。大阪市生野区に住む1人の自閉症の青年が、自転車で駆け回る先々で出会う街の人々との笑いとエネルギーにあふれた日常を描いている。午後1時から上映。入場は無料。だれでも鑑賞できる。  市とまいづる人権啓発市民会議の主催。これまで障害者や女性差別、育児放棄などの人権問題に関わる講演会や映画会を企画してきた。今回は2003年度の「キネマ旬報」で文化映画ベストテン6位に選ばれた「自転車でいこう」を上映する。  中心になるのが生野区に住む重度の知的障害者、李復明(リー・プーミョン)。20歳の彼はよくしゃべり、よく動く。仕事は福祉作業所の営業係で、毎日自転車を駆って街へ製品を売りに出掛けるが、たこ焼き屋のおばあちゃん、フォークリフトの運転手、喫茶店のおばちゃんといったように、行く先々で誰かに話しかけて営業を忘れてしまう。営業成績は奮わない日々。  1日の仕事を終えると必ず学童保育所に立ち寄る。そこでは健常児と障害児を一緒に保育している。ここのスタッフは彼と同じ同年代。プーミョンとスタッフ、子供たちとのにぎやかなつきあいが繰り広げられている。監督の杉本氏は1993年に「蜃気楼劇場」などを製作し、ドキュメンタリーを専門とする。  上映会場は定員500人。聴覚障害者向けに字幕がつく。補聴器用磁気ループも設置する。託児もする(事前申し込みを)。
【問い合わせ】電話66・1022、市人権啓発推進室。

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