志楽幼稚園創立50周年 本館改築祝い記念式典と祝賀会【舞鶴】
投稿日時:2007年10月30日(火)
志楽幼稚園(徳田良一園長、園児100人)の創立50周年と本館改築の記念式典と祝賀会が10月27日、田中町の同園ホールなどで開かれた。田中地域の幼稚園からスタートして、市内で最も早く法人化に踏み切り、志楽校区全体の園へと育った歩みを振り返った。新本館内には子育て支援室を設けるなどし、今後も地域の幼児教育のセンターの役割を果たしていく。 1956年の田中地区の託児所が前身。その後、法務局の旧舎屋を現在の場所に移築し園舎として利用した。翌年、田中農事組合立の志楽幼稚園とした。最初は田中地区の幼児たちが入園したが、次第に志楽全体から集まり、それに伴って園舎などを増築した。76年には園児が100人を超えた。 経営の安定のため77年から法人化の準備を進め、2年後の79年に学校法人鈴鹿学園志楽幼稚園として府から認可を受け、市内で初の法人立の幼稚園になった。地元や志楽小学校との連携が緊密で、神社に隣接する珍しい立地条件にあり、園児たちは鈴鹿神社境内を遊び場にする。体づくりのため徒歩通園を続け、希望者には2005年からバス通園も導入。50年間に2112人が卒園した。 記念式典には地域の役員、幼稚園関係者ら約80人が出席。鈴鹿学園の冨室祥三理事長が「志楽の里に学ぶ園児たちの心身の健やかな成長へ一層の努力をしていきたい」とあいさつし、市の浅井孝司副市長らが祝辞を述べた。 続いて、法人化に尽力し83年~97年まで理事長を務めた高田恒吉名誉理事長、2代目園長の藤田愛さん、幼稚園の整備に尽くした大進工業会長の田端三好さんに、冨室理事長から功労者表彰が贈られた。午後からはホテルマーレたかたで祝賀会を行った。 老朽化した本館を改築し、昨年秋に鉄骨2階建ての新本館が完成、50周年に合わせて改築記念の式典をした。1階には子育て支援室を設置し、地域の未就園の幼児と保護者らに開放し、親子のふれあいの場として活用する。徳田園長は「いまは2カ月に1回ほどの利用ですが、将来的には毎週利用してもらえるようにしていきたい」と話していた。
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