舞鶴高専の創造技術研究会の学生たち 騎馬戦で技術競う全国ロボコン2007へ【舞鶴】
投稿日時:2007年11月16日(金)
全国の専門学校からロボットが集合する全国高等専門学校・ロボットコンテスト2007(NHKなど主催)に、舞鶴高専の創造技術研究会の学生たちが出場する。相手の旗を取り合う騎馬戦でロボットの技術を競い合う。舞鶴高専のロボットは、複雑な動きを簡単な操作でできる制御技術が評価され、近畿地区大会で技術賞も受賞した。全国大会は11月25日、東京都内で開かれる。 20回目の今回はロボット騎馬戦。各チーム2台のロボットが計5本の旗を持ち、8メートル四方の競技場内で試合時間3分以内に相手の旗を取り合う。1チームは3台のロボットまで製作することができ、3台の総重量30キロまで、費用は20万円以内などの制限が設けられている。 創造技術研究会からはA、Bチームが出場。両チームとも7校14チームが参加した先月の近畿地区大会の準決勝で惜敗したが、Bチームのロボット「鶴命」がソフトウエアが評価され、推薦で全国大会の切符を手にした。近畿大会の模様は25日午後2時からNHKで放映される。 Bチームは15人が4月末からアイデア作りから製作まで関わった。アルミ製の材料を使い重量と強度のバランスを取るため、何度も作り直しを繰り返した。高い位置と低い位置の旗も取れる汎用型など、3台のロボットを完成させ、対戦相手に応じて使い分ける戦術を選んだ。 無線で操縦するロボットは車輪で移動し、伸縮する腕の先端に滑り止めを付けたローラーを回転させ相手の旗を落とす。事前に車輪と腕の動きを連動させるプログラムを組み、複雑な動きをボタン一つでできる制御システムを特徴とする。 リーダーの電子制御工学科3年、西本淳一さん(18)は「自分たちで一から考える楽しさがあります。全国大会までに強度とスピードを改良したい」、操縦士の同科3年、赤松陽介さん(同)は「的確な状況判断をしてロボットを動かし、優勝したい」と話している。舞鶴高専は今回で9回目の全国大会で、過去ベスト4が最高。
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