市レク協福祉部メンバーら影絵劇初上演 介護老人保健施設「アザレア舞鶴」で【舞鶴】
投稿日時:2007年11月24日(土)
舞鶴市レクリエーション協会(角倉泰弘会長)の福祉部のメンバーが、このほど和田の介護老人保健施設「アザレア舞鶴」で、影絵劇「浦島太郎」を初上演した。影絵の装置をはじめ、場面の背景、登場人物の人形など、すべて手作り。観賞したお年寄りたちは、メンバーたちの熱演に拍手を送った。 同協会では、ボランティア活動として、福祉施設の慰問を続けており、アザレア舞鶴には、今回が3回目の訪問。1回目は、お年寄りも舞台に上がる劇を上演、2回目は手作りの大型紙芝居を製作して、お年寄りたちを楽しませた。 3回目の訪問を前に、同協会副会長で福祉部担当理事の小川喜代和さん、同部長の野田美恵子さんらが、新しい出し物をと、影絵劇の上演を決めた。縦1メートル、横2メートルの大きさのスクリーンに、500ワットの投光機を当て、登場人物の影絵を映し出す。場面の背景は、長さ10メートルのビニールシートにケント紙を張りつけて描き、シートを巻き取る方法で場面の移り変わりを表現した。 演目の「浦島太郎」は、大型紙芝居でのシナリオを使い、野田さんがナレーターを務めた。メンバーたちは、スクリーンの背後で、物語の進行に合わせて、登場人物を巧みに動かした。また、浦島太郎が玉手箱を開けて、白髪の老人になる場面で影絵劇が終わり、その後に浦島太郎と乙姫に扮したメンバーが登場して、フラダンスを踊る場面を加えた。 野田さんは「浦島太郎が、白髪になって終わっては、お年寄りの皆さんが淋しい気持ちになると思い、フラダンスを追加しました。これを見て喜んでもらえてうれしいです」と話す。また、小川さんは「人形の手足が動くように改良を加え、もっと楽しい影絵劇にしたい」と、抱負を話していた。
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