アーティストや市民らの年賀状や絵手紙、絵封筒 1月18日まで サンムーンで世界中の絵葉書も【舞鶴】
投稿日時:2009年01月09日(金)
アーティストや市民たちが交わした年賀状や絵手紙、絵封筒の235点の作品展が、浜のギャラリー・サンムーンで開かれている。干支の牛を題材にユニークなアイデアでアレンジしたり、箱根駅伝を描くなど新春を楽しく彩っている。また、ピカソなど国内外の作家たちの絵葉書約700枚も壁一面にずらりと並び、小さいながらも多彩なアートの世界に触れることができる。1月18日まで。 正月にちなんだ企画展で、画廊に届いたもののほか市民らも持ち寄った。画廊で作品展を開いた画家たちによる年賀状は、個性的な牛の絵をはじめ、自身が牛の扮装をしてパソコンでグラフィック処理して風景の中に多数配置したものもある。絵手紙は魚、野菜、花火など季節の多彩な題材を取り上げていた。 昨年から市民の間で始まった絵封筒でも年賀を交わし、その中には十二支の動物を切手と絵で表現し、絵にも消印が押されている。干支文字切手を使って獅子舞や闘牛の絵を表したり、和凧の図柄に切手を利用したもの、赤鳥居の切手を貼って初日の出を水墨画で描くなどどれもアイデア一杯。本紙年賀号で掲載した作品も並べられており、展示の全作品を対象に人気投票も行っている。 同画廊代表の佐藤保明さんが各地の美術館などで収集した絵葉書を展示した。棟方志功や丸木スマ、シャガールなど世界の作家62人の抽象や写実などの絵画、写真などのほか、マンガ家の水木しげるの妖怪の絵も。これらは販売もしている。 絵封筒を展示した下安久の広瀬久子さん(75)は「昨年八月の絵封筒展を見て、切手をうまく使っているのに驚き、楽しい気持ちになりました。今では徳島の妹も絵封筒で交流しています」と話していた。会場には文通する市民が集まり、楽しい会話と笑顔が広がっている。午前10時~午後7時。入場無料。火曜休み。
【問い合わせ】電話63・4858、サンムーン
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