2社に水産庁長官賞、出品5社全ての商品入賞り 全国蒲鉾品評会で舞鶴が高い評価受ける【舞鶴】
投稿日時:2009年03月13日(金)
東京都内でこのほど開かれた第61回全国蒲鉾品評会で、舞鶴から出品した5社全ての商品が入賞した。その中でも、「高作商店」(魚屋、高野真一代表)の「焼きの極(きわみ)」と「藤六」(竹屋、高野雄代表)の「おらんだ揚げ蒲(かま)」が、最優秀に次ぐ水産庁長官賞を受賞した。 品評会は全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会の主催。「むしもの」など7部会で、それぞれの製品を審査する。今回は舞鶴で製造・販売する5社全てが出品し、各賞を受賞した。2月に大阪市内で開かれた全国水産加工たべもの展で、2社の蒲鉾と竹輪が府知事賞を受けたのに続き、高い評価を受けた。 「焼きの極」は、グチとスケソウダラを半々の割合にした生のすり身を、4割使って蒸した後に表面を焼いた蒲鉾。特殊なすり方をして柔らかい歯ごたえを特徴にしている。江戸期創業で9代目の高野代表は「生すり身の様子や気温などの状況を見ながら、すり温度の設定など全てに気を使って作っています」と話す。 「おらんだ揚げ蒲」は、1931年に創業した祖父の代から受け継ぐ1品。生すり身を竹の棒に巻き、さらに簾を巻いて蒸し、竹と簾を抜いた後に再度蒸して油で揚げる。当時は油で揚げるのが新しくハイカラだったため、「オランダ」のイメージに結びつけ商品名にした。手作りのため1日50本しか生産していない。高野雄代表は「昔の味を再現しようと、地元の魚の生すり身を100%使っています」と話している。
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