最新の記事

  

市聴覚言語障害者地域活動支援センター(つるの会) 交流の輪広げ5周年で文化祭、社会参加の拠点担う【舞鶴】

市聴覚言語障害者地域活動支援センター(つるの会) 交流の輪広げ5周年で文化祭、社会参加の拠点担う【舞鶴】

投稿日時:2008年11月04日(火)

5周年の節目の文化祭で踊りを発表する利用者たち

余部上の市聴覚言語障害者地域活動支援センター(愛称・つるの会)が、今年で五周年を迎えた。耳が不自由なことで情報が入らず孤立しがちだった人たちが、センターでの様々な活動で交流の輪を広げるなど、社会参加の拠点の役割を担っている。5周年を記念した文化祭を10月30日~11月1日に開き、利用者たちが創作活動での作品やステージ発表をした。社会福祉法人・京都聴覚言語障害者福祉協会が、ろうあ者や難聴者らを対象に、余部上の市障害者総合支援センター内で、市の事業委託を受け運営する。2000年、ろうあ者たちが中心になって民家で開いた自主的な学習活動を発展させる形で、03年に全国初の市聴覚言語障害者デイサービスセンターを開設。その後、「市聴覚言語障害者地域活動支援センター」へと名称を変更した。入手しずらかった健康や生活の講座▽社会的なニュースを学ぶ情報学習▽木工や絵画などの創作活動など、コミュニケーションや暮らしを支援するサービスを提供している。現在は難聴者20人、ろうあ者19人が登録し、1日平均11人が利用する。5周年の節目にセンターでの活動の成果を披露しようと文化祭を企画。パッチワークなどの手芸品、折り紙、写真、版画、韓国の芸能などに使う仮面など展示し、来場した市民たちもその多彩な作品に目を止めた。また、喫茶コーナーや民踊教室の踊りの発表もあった。利用者の富永節子さん=京月町=は「ここに来ることで情報を得ることができ、食事や趣味を通して仲間づくりも進みます。これからも楽しいセンターになれば」と話していた。同センターの問い合わせは電話64・3911、FAX64・3912。

この記事をシェア!
Management BY
舞鶴市民新聞
当サイトは舞鶴市民新聞社が運営しています
ページトップへ