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陶芸家・高井さん(成生)が4年に1度の個展 11月14~16日、パリの公募展受賞作など並ぶ【舞鶴】

陶芸家・高井さん(成生)が4年に1度の個展 11月14~16日、パリの公募展受賞作など並ぶ【舞鶴】

投稿日時:2008年11月07日(金)

パリの公募展のヴァンドーム賞受賞作品と高井さん

大浦半島成生在住の陶芸家、高井晴美さんが地元での4年に1度の個展を、11月14日~16日、円満寺の舞鶴グランドホテル1階ロビーで開催する。日展に入選した作品のほか、今年パリの公募展でヴァンドーム賞を受賞した球体のオブジェも展示し、新しい形や色にひたむきに挑戦し続ける高井さんの創作活動を一堂に見ることができる。入場無料。1994年から故郷の漁村にアトリエを構え、海を一貫してテーマにし岩に砕ける波のしぶき、波の音などを表現した大作のオブジェを作った。地方にいても全国レベルの作品を作れることを示そうと、こうした作品で日本の美術界をリードする日展に毎年挑戦し、2006年までに通算8度の入選を果たした。また、京展など積極的に作品を発表する。現代工芸美術家協会の本会員になった。今年は異なる視点で評価を受けようと、6月にパリで開催されたフランス芸術界のトップが審査委員長を務めるOASIS2008に応募した。審査の結果、絵画や工芸部門など日本の作家の262点の出品が決まり、その中から高井さんの「流奏(りゅうそう)」がヴァンドーム賞を受賞。直径30センチの作品は表面に波の流れが描かれ、球体に様々な想いを集める姿を表現した。高井さんは「世界にはいろんな見方があることが分かりました。これからもチャンスがあれば、海外への出品に挑戦したい」と話していた。個展では04年以降の大作10点、日展の入選作を小さくした花器をはじめ、食器でもこれまでと異なる形や色の作品を出品する。午前10時~午後5時。販売もする。

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