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府建築士会舞鶴支部が「まいづる建築大賞」創設 第1回受賞者に荻野工務店の1級建築士・荻野さん【舞鶴】

府建築士会舞鶴支部が「まいづる建築大賞」創設 第1回受賞者に荻野工務店の1級建築士・荻野さん【舞鶴】

投稿日時:2009年05月15日(金)

シックハウス対策に取り組む荻野さん

 魅力的な建築物の創作や環境保全などに貢献した建築士を顕彰しようと、社団法人京都府建築士会舞鶴支部(上野明支部長、会員92人)が「まいづる建築大賞」を創設し、北吸の荻野工務店の1級建築士、荻野恭弘(やすひろ)さん(42)を第1回受賞者に選んだ。荻野さんはシックハウス症候群などを防ぎ、健康に配慮した住宅づくりと情報発信の取り組みが高い評価を受けた。建築士の活動を通してまちづくりに寄与しようと、府下の支部として初めて建築大賞を設けた。地域の形成に貢献した建築物を創作した作品分野▽社会貢献をした活動分野▽提言分野で、功績のあった建築士を対象に、会員と市民でつくる選考委員会(緒方良充委員長)が決定する。今回は3件の中から、荻野さんの活動が選ばれた。ホルムアルデヒドなどの化学物質が、住宅の建材や日用品など身の回りに増え、ライフスタイルの変化によって、アトピーなどシックハウス症候群と呼ばれる健康問題が指摘されるようになった。その対策を強めるため国は2003年に建築基準法を一部改正し、化学物質の使用を規制している。シックハウス対策の勉強会に参加した荻野さんは、新しい基準に従って設計・施工していたが、症状に悩む人が多いことを体験した。そんな中、特殊酵素で有害物質を分解低減するエコパラダイス工法に出合い、健康を取り戻す家づくりをしようと、05年からこの工法を導入している。物質を腐りにくく、錆にくくさせる還元作用を持つ抗酸化溶液を住宅づくりに活用する。建築に使う水は溶液で処理し、内装や塗装、左官工事など様々な建材に塗っていく。また、化学物質に替わる自然素材の糊、いぐさで作った壁紙なども使っている。施工後に室内の空気測定を実施、化学物質の濃度が国の基準値よりも大きく下回り、工法を取り入れる各地で健康と環境改善が報告されているという。表彰式に出席した荻野さんは「これまでの取り組みを認めていただき光栄です。受賞が人の住む本来の環境を見直すきっかけになればと思います。今後も自分が安心して使えるものをお客さんに提供していきたい」と話す。上野支部長は「建築士会の活動を知ってもらうことにつながれば」とする。同支部のホーページも開設した。

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