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目標に向かって努力を!後輩たちにエール 北京五輪女子重量挙げ・齋藤選手が母校城南中で講演【舞鶴】

目標に向かって努力を!後輩たちにエール 北京五輪女子重量挙げ・齋藤選手が母校城南中で講演【舞鶴】

投稿日時:2009年07月17日(金)

男子生徒と腕相撲の勝負をする齋藤選手(左)

 昨年の北京オリンピック女子重量挙げ69キロ級で8位に入賞した舞鶴出身の齋藤里香選手(26)=金沢学院大学職員=が7月13日、母校の城南中学校(福島治校長、561人)に来校し講演した。五輪への出場をあきらめずに練習した経験や、目標に向かって努力することはかっこいいことと後輩たちに語った。齋藤選手は城南中を経て加悦谷高校でウエートリフティングを始めた。高3の女子ジュニア世界選手権ではトータルで銅メダルを獲得。北京五輪に向けた最後の選考会のアジア選手権で出場権をつかみ、五輪の舞台でもジャーク123キロの日本新記録を出した。講演は城南中同窓会(白石明会長)の主催。全校生徒を前に中学時代は陸上部に入り、筋力トレーニングのため加悦谷高のウエートリフティング部を訪れ、部員たちが真剣にバーベルに向かい緊張感ある雰囲気に驚いたと振り返る。アテネ五輪を目指し立命館大学に進学したがけがなどで記録が伸びず、手術をして苦しいリハビリも経験した。十分な練習ができずアテネを逃した悔しさから「北京に出れなくても納得いくまで練習しよう」とその時の気持ちを紹介。腰を痛めて試合を棄権するなどしたが、諦めることなく最後のチャンスをつかんだ。北京では日本新記録や入賞を目標に臨み、それを叶えた。「勝つためにやってきた選手たちは、目が輝き内面から出てくるかっこよさがあった。私もそんな選手になりたい。多くの人に出会えたことが財産になった」と体験を披露し、「皆さんも目標を立ててそれに向かってがんばり抜いてほしい」と励ました。生徒たちは齋藤選手の前でバーベル挙げに挑戦したり、腕相撲の勝負をした。生徒会長の藤田昌太君(3年)は「齋藤さんの体験を聞き夢に向かってがんばろうと思いました」と感想を述べた。

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