子ら自分で釣った魚の標本づくり 10月17日からの「浮遊博物館」で展示 【舞鶴】
投稿日時:2009年09月29日(火)
アート活動の拠点として、赤れんが倉庫群の活用について提案する「まいづるRB」(NPO法人赤煉瓦倶楽部舞鶴、舞鶴市共催)は9月27日、長浜の京都大学舞鶴水産実験所で、魚の標本をつくるワークショップを開いた。アート・プロジェクトとして、10月17日から北吸の赤れんが倉庫7号館で開催する「浮遊博物館」の展示作品づくりの一環で、子供たちらが自分で釣った魚の標本づくりに取り組んだ。ワークショップでは、前日の9月26日に千歳の親海公園で、魚釣りを行った。釣った魚の標本づくりには、魚釣りに引き続いて、小学生と保護者ら25人が参加。京都大学助教で農学博士の甲斐嘉晃さんが指導した。参加者は、釣った魚の名前の図鑑調べ、体長10~15センチのマアジやマイワシなどを発泡スチロールの上に置いて、背ビレや腹ビレなどにピンを刺し、標本にする前処理を行った。この後、甲斐さんが魚にホルマリンを塗布して、さらにホルマリン漬けにした。新舞鶴小学校5年の野崎夕衣さんは「ヒレにピンを刺すのは難しかったけど、標本づくりはおもしろかった。標本が展示されたら見に行きたい」と話していた。「浮遊博物館」は、美術作家の小山田徹さん=京都市在住=の監修で開かれ、9月12、13日の海辺をめぐる採集ワークショップで、拾い集めた漂着物など、海にかかわる物品が展示される。10月12~16日、同倉庫の展示作業のボランティアを募っている。【問い合わせ】電話66・1096、同舞鶴
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