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来年1月17日まで、市郷土資料館で企画展 没後150年「郷土の偉人―野田笛浦―」【舞鶴】

来年1月17日まで、市郷土資料館で企画展 没後150年「郷土の偉人―野田笛浦―」【舞鶴】

投稿日時:2009年11月20日(金)

笛浦の筆による詩を書いた屏風

 江戸後期に田辺藩で家老を務め、教育の振興などに尽くした野田笛浦(てきほ)(1799~1859年)の没後150年を機に、企画展「郷土の偉人・野田笛浦│」が、舞鶴市北田辺の市郷土資料館で開かれている。市内にたくさん残る書や屏風、本などの資料で多くの文化人と交流した笛浦の業績を紹介している。田辺藩に生まれた野田笛浦は13歳で江戸に出て、藩から学費を支給されて勉学に励んだ。文政9(1826)年に清国の商船が遠江沖に漂着した際、清国人との筆談の記録が出版され一躍名を知られた。52歳で帰藩して8代藩主の側用人、9代藩主の家老を務め、藩校の明倫館の整備と海防に尽くした。企画展には市指定文化財など約30点を展示。筆談の記録「得泰船筆語」、笛浦の筆によるものでは、安政3(1856)年正月に詩を書いた屏風、明倫小学校の前身の明倫館の係員の詰所の「蔵修寮」の扁額などが並ぶ。来年1月17日まで。入館無料。途中展示替えもする。関連企画として11月23日午後1時から、野田笛浦ゆかりの西地区の寺院などを巡る。案内役は市文化財保護委員の加藤晃さん。応募は19日に締め切った。12月5日午後1時からは特別講演「野田笛浦 没後150年を偲ぶ」。会場は西公民館。講師は同委員の高橋聰子さん、加藤さん、元高校教諭の公文公雄さん。定員50人(先着順)。無料。【問い合わせ】電話75・8836、同館

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