特養ホームで食事提供ボランティア 「一天張」店主ら、お年寄りにすし振る舞う【舞鶴】
投稿日時:2009年11月27日(金)
舞鶴市伊佐津の割烹・すし店「一天張」の西脇茂樹店主(62)らが、お年寄りたちに握りたてのすしを食べてもらおうと、11月23日、布敷の特別養護老人ホーム「グレイスヴィルまいづる」で、食事提供のボランティア活動に取り組んだ。福祉施設で目の前ですしを握って提供するのは珍しく、この日を楽しみにしていたお年寄りたちは、新鮮なネタのすしを満足そうに頬張っていた。家族が高齢者福祉施設でお世話になった体験を持つ西脇さんは、仕事を通してお年寄りたちに喜んでもらえるボランティアをする想いを持っていた。その申し出を受けた同まいづるで初めて実施された。食材の費用も全て西脇さんが持った。特養ホームでは、すしを食べたい利用者には店に付添い行くこともあるが、多くの人が一度に食事することはできない事情がある。この日は西脇さんら5人が訪れ、入所利用者の内、希望するお年寄り35人分のネタとごはんを用意。ホールがすし店に早変わりし、集まったお年寄りを前に次々とタイやエビなどのネタを握った。女性利用者は「きょうを楽しみにしていました。とてもおいしいです」と話していた。西脇さんは「親が特養ホームでお世話になったことがあり、何かお返しをしたいと思った。喜んでもらえてこちらもうれしい」とし、お年寄りたちから「来年も来てください」と声を掛けられていた。
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