舞鶴湾の冬の味覚「カキ」の出荷始まる 青井かき組合、筏に吊るして養殖【舞鶴】
投稿日時:2009年12月11日(金)
舞鶴湾の冬の味覚、カキの出荷が始まった。青井の青井かき組合(大下敏明組合長)では、組合員たちが、筏に吊るして養殖したカキの水揚げ作業に取り組んでいる。出荷は来年3月まで続く。同組合では、青井沖に浮かぶ筏61台で、5月からカキの稚貝の付着したホタテ貝の貝殻を海中に吊るして育てた。舞鶴湾は、ミネラルやプランクトンが豊富で、カキの養殖に適しているという。組合員たちは、殻長約12センチになったカキを水揚げして、カキの生育を遅らせるカキ殻についた貝を取り除き、再び籠に入れて海に吊るして蓄養したカキを出荷している。カキは殻付きやむき身にして出荷され、同組合作業場では、むき身作業も行われている。山口正敏副組合長(66)は「これから海水温が低くなれば、カキはさらに大きく成長して、身も引き締まる」と話していた。舞鶴湾では、青井のほか吉田、大丹生、千歳でカキを養殖している。昨年の生産量は21.1トン(2140万円)だった。
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