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朝来小、東京混声合唱団迎え校歌響かせる 文化庁舞台芸術体験事業で2月3日にコンサート【舞鶴】

朝来小、東京混声合唱団迎え校歌響かせる 文化庁舞台芸術体験事業で2月3日にコンサート【舞鶴】

投稿日時:2010年01月19日(火)

合唱団員(左)から指導を受ける児童たち

 舞鶴市朝来中の朝来小学校(畠中好野校長、児童227人)が、文化庁の舞台芸術体験事業を活用し、プロの東京混声合唱団(東京都新宿区)を迎え、2月3日にコンサートを開催する。この公演を前に1月14日、ソプラノ歌手などの団員たちが来校し、児童たちに校歌などの歌唱指導をした。本番でプロ歌手32人と一緒に歌声を響かせようと、児童たちは練習に励んでいる。同事業は、ダンス、オペラなどのプロの公演を鑑賞するとともに、共演の機会も設けられており、出演団体が応募した各地の小中学校を巡回している。朝来小は合唱を希望し、本公演の共演の準備のためワークショップが開かれ、歌手から指導を受けた。東京混声合唱団は1956年、東京芸術大学声楽科の卒業生たちで創設された日本を代表する合唱団。東京と大阪での定期演奏会、海外公演も多く高い評価を受けている。ラジオやテレビなどにも出演し、文化庁芸術祭大賞などを受ける。この日はアルトやテノールなど歌手4人らが訪れ、日本の童謡「黄金虫」や世界最古のCMソング「フニクリ・フニクラ」などの曲で、特性のある声を重ねて歌を披露すると、豊かな声量に児童たちはびっくり。続いて共演予定の校歌と「歌よ ありがとう」の2曲で発声法を指導した。出だしの部分は「息を吸って吐いて投げるように」、異なるリズムに合わせ「2拍子は行進して前に進む感じで」「習字のように大きな字を書くように」と、具体的なイメージを浮かべて声を出すことの大切さを教え、児童たちは何度も繰り返して歌った。教諭たちもその指導法をメモに取っていた。5年生の森下元春君は「歌手の方は声がとてもきれいで響いていました。歌い方を教えてもらい、すこしうまくなったかもしれない。当日は大きな声を出して歌いたい」と話す。ソプラノ歌手の和田友子さんは「子供たちの声は伸びやかで前に届いていました。楽しんで合唱に取り組んで」と再会を楽しみにしている。

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