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グラウンド整備用の木製トンボ40本寄贈 城南中へ見守り続ける製材所を営む住民ら【舞鶴】

グラウンド整備用の木製トンボ40本寄贈 城南中へ見守り続ける製材所を営む住民ら【舞鶴】

投稿日時:2010年01月22日(金)

寄贈されたトンボにニスを塗る野球部の部員たち

 舞鶴市京田の城南中学校(福島治校長)に、校区内で製材所を経営する地域の住民が、見守り続けている部活動を応援しようと、グラウンド整備用の木製のトンボ40本を寄贈した。受け取った学校ではグラウンドで部活動をする野球部やソフトボール部の生徒たちが、紙やすりをかけた後にニスを塗る作業に取り組み、大切に使っていくことにしている。城南中では国道27号に面した場所にグラウンドがあることから、運動部員たちの姿をよく市民たちも目にすることができる。学校近くで製材所を営む住民もそうした部活動の様子を見て、「クラブに頑張っている城南中に」と用具の寄付を申し出て、学校側の希望を聞いた上で、仕事の技術と用材を活かして木製のトンボを作った。トンボは縦170センチ、横80センチ。学校では、大切に長期間使う気持ちを生徒たちに持ってもらうため、仕上げの作業を自分たちですることにした。野球部などの部員たちが、部活の合間に柄の部分に紙やすりをかけて持ちやすくした後、1本1本丁寧に刷毛でニスを塗ってピカピカにした。野球部主将の郷田一博君(2年)は「とても扱いやすいトンボをたくさん作っていただきうれしい。大切に使わせていただきます」と今後の部活動への励みにしている。野球部顧問の水上知之教諭は「これまで使っていたトンボは鉄製で重く、土を掘ったようになり平らに地面をならすのが難しかった。地域の皆さんが生徒たちを見守っていただいていることに感謝しています」とお礼を述べていた。

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