農家の主婦たちでつくる「ふれあい工房」 農産物加工品づくり、10年の歩みを冊子に【舞鶴】
投稿日時:2010年03月23日(火)
農家の主婦たちでつくる「舞鶴農林漁業加工委員会ふれあい工房」(真下悦子会長、会員18人)が、設立から10周年を迎えたのを記念し、10年の歩みをまとめた冊子を作成した。自分たちが栽培した米や野菜を加工して販売する地産地消に力を合わせて取り組んできた活動を記録し、今後もおふくろの味と知恵を伝えていきたいとする。 地元農産物を加工し付加価値をつけて販売しようと、農家の女性33人が1998年に同工房を設立し、翌年に引土のJAにのくに舞鶴西営農センター敷地内に加工場を作った。万願寺甘とうを使った商品を開発するなど、餅、漬物など30品目以上を製造。毎週火曜日にマナイ商店街やJA彩菜館での販売、イベントでの直売、弁当の予約販売などに務める。 2008年6月、10周年の記念式典後、5人の編集委員で冊子づくりをスタート。原稿の集まりの遅れもあり、このほど50部が完成し関係者に配布した。冊子(B5判、40ページ)は、近畿農政局長賞の受賞などの10年間の活動を記し、歴代の会長や会員たちが10年の思い出を綴っている。初代会長の波多野一子さん(74)=今田=は「おいしいと言っていただけることが励みになり、地域の人たちに育てていただきました。工房は私たちの就労と触れ合いと生き甲斐の場。以前と変わらない元気で続けたい」、10周年時の会長の山下詔恵さん(66)=下安久=は「10年間頑張ってきた工房の火を消さないためにも、後継者を見つけ引き継いでいきたい」と話している。
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