中山の造酒屋「池田酒造」&川柳作家やすみりえさん コラボで梅酒「雲の恋」開発、5月16日に発売記念イベント【舞鶴】
投稿日時:2010年05月14日(金)
自家醸造を復活させた中山の造酒屋「池田酒造」(池田﨑子社長)が、著名な川柳作家のやすみりえさんとのコラボレーションで、梅酒「雲の恋」を開発した。やすみさんが味とラベルをプロデュースし、自作の恋の川柳と商品名を自筆でラベルに書き込んでいる。淡い恋心のような甘酸っぱい味に仕上がっている。5月16日には舞鶴市北吸の市政記念館でやすみさんも来場し、試飲や川柳コンテストなどの発売の記念イベントを催す。同社は約20年間、自家醸造を休止していたが、サラリーマンから家業を継いだ専務の池田恭司さんと叔母の孝子さんが、1昨年から本格的に再開した。やすみさんはテレビの「笑っていいとも」にレギュラー出演するなど活躍しているが、市教委が開いた川柳講座で講師として来鶴。お酒好きで酒蔵めぐりもしており、昨年11月同社を見学し、案内した恭司さんも川柳講座に通った。親交を深める中、やすみさんから温めていた川柳とお酒のコラボの企画の申し入れがあり、様々な製品を飲んでもらった上で、梅酒の開発を決定。昨年6月に若狭三方の梅「紅映(べにさし)」を素材に、甘さを控えめに漬け込んだ梅酒に、仕上げとして純米吟醸酒「池雲」をブレンドするが、その比率を変えた数種類をやすみさんに試飲してもらい、約一割を混ぜたものを採用した。梅の甘酸っぱさを残しつつ、日本酒を混ぜることでまろやかな味になった。その味からイメージして詠んだ句が、「恋ごころふわりきままに雲へのせ」。商品名にも「池雲」の雲を入れた。1本720ミリリットルで1370円。1000本生産する。16日から同社のホームペー(http://www.ikekumo.com/)や、市内の酒販店で販売する。恭司さんは「食前酒として気軽に飲める味になり、梅酒と恋ごころがぴったりです。やすみさんとひょんなご縁ができ、まさか商品やイベントにまでこぎつけるとは思いませんでした」と話す。 これを機会に地元の酒蔵や川柳の魅力を知ってもらおうと、舞鶴蒲鉾協同組合や大庄屋上野家などの協力で記念イベントを開く。「雲の恋」などの試飲、地元産品の販売のほか、来場者からお酒にまつわる川柳を投句してもらい、やすみさんが審査し最優秀作品には梅酒などをプレゼントする。午後1時~同3時。入場料500円。
【問い合わせ】電話82・0005、同社
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