平和への思い、6月6日にピースコンサート ふりそでの少女像の亡き母・福留さん(綾部市)偲び【舞鶴】
投稿日時:2010年05月28日(金)
長崎原爆資料館のふりそでの少女像の元になった少女の母である故福留志なさん=綾部市=を偲び、平和の思いを伝える「ふりそで&おりづるコンサート」が、6月6日午後2時から綾部市里町の府中丹文化会館で開かれる。福留さんと親交を持つ高校生や市民らが参加し、シンガーソングライターの梅原司平さんが出演する。舞鶴市民新聞社など後援。福留さんの長女の美奈子さん(当時9歳)が、長崎の原爆で亡くなっており、振袖を着て荼毘にふされた様子を見た松添博さん=長崎市=が後年、絵と絵本「ふりそでの少女」に描いた。その後、福留さんの「娘の供養のためお地蔵さんを作りたい」との思いを受け止めた綾部市内の中学生たちが1995年、募金活動を呼びかけたところ、全国から協力の申し入れがあり、浮島丸事件の犠牲を追悼する碑を作った舞鶴の余江勝彦さんが少女像の制作にあたった。以降、福留さんは綾部や長崎などの若者や市民と交流を続け、平和の大切さを語った。昨年11月29日、107歳で亡くなった。偲ぶ会とコンサートは高校生らが中心になって実行委員会を作って運営する。出演する梅原さんは美奈子さんを歌った「ふりそでの少女」の曲を作詞・作曲もし、福留さんとも親交を持つ。余江さんは「福留さんは戦争はあかん、平和が一番が口でした。舞鶴の人たちにも福留さんの思いを知ってほしい」と話している。入場料は一般2000円(当日500円増し)、障害者・高校生以下1000円。【問い合わせ】電話090・3940・6002、伊達さん
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