必要な経験とノウハウ、海外の企業で就業体験へ 舞鶴高専が初のインターンシップ制度導入【舞鶴】
投稿日時:2010年08月06日(金)
白屋の舞鶴高専が、学生たちに海外の企業で就業体験の機会を提供しようと、初のインターンシップを実施する。応募した5年生と専攻科生の計6人が、中国・上海やマレーシアなど4ヵ国の企業で、8月9日から同29日まで現地の技術者と働き、海外で仕事をするために必要な経験とノウハウを学ぶ。 日本企業の海外進出、特にアジアに支社を置くケースが増えていることから、語学をはじめ、現地の人たちとの接し方や文化などをどう学んでいくか、学生時から体験してもらうのが狙いだ。これまで4年生全員を対象に台湾などに3泊4日の研修旅行、提携するタイなどの大学へ短期派遣してきたが、さらにインターンシップ制度を設けることにした。 日本に本社を置き現地に工場を持つ機械部品やプラント製造、電気関連の企業に依頼し、ベトナム・ハノイや韓国・プサンなど6ヵ国10社が受け入れ先となった。対象となる学生は本科5年生と専攻科生。3月にはベトナムなどに2週間の日程で2人が試験的にインターンシップを体験し、英語の学習の必要を実感した。 校内の選考を経て6人が韓国、タイなどの企業へ派遣される。すでに国内の事業所で事前研修を受けた学生もいる。帰国後には発表会を行う予定。担当教官の機械工学科講師、野毛宏文さんは「現地に行かなければ分からないことも多いので、交流を持ち何でも吸収してきてほしい」と話している。
写真=研修先の中国・上海の企業(同校提供)
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