造形作家の松浦さん(城陽市)作品展、サンムーンで10日まで 安らぎ与えるぽっちゃり系 4頭身の仏さまたち【舞鶴】
投稿日時:2010年10月01日(金)
立体造形作家の松浦つかささん(52)=城陽市=の作品展が、舞鶴市浜のギャラリー・サンムーンで開かれている。陶器製の仏像を出品しているが、4頭身でぽっちゃり系の頬や体型をしていたり、木に登っているなど一風変わった仏さまたちが並び、思わず微笑んでしまう親しみや安らぎを与えている。10日まで。入場無料。 安らぎと癒しをテーマに彫刻作品の制作に取り組む松浦さん。大阪天王寺公園にカバのモニュメントが設置され、高野山奥の院に地蔵菩薩を建立するなどした。綾部市奥上林の元小学校跡をアトリエにする。昨年5月にもサンムーンでカバの作品展を開いた。 仏像との出会いは、京仏具の鋳物店で仏像の原型作りを仕事にしていたことから。以来、仏像づくりをライフワークとするが、作品として取り組み始めたのはこの6年の間。自ら求める癒しの想いを仏さまの姿を借りて形にする。 その形は観音菩薩などをモチーフにすることもあるが、ほとんど自分のイメージで作り上げる。また、子供たちのかわいらしさを造形的に研究し、ふっくらとした頬や腕、4頭身の体型といったこれまでの仏像にない造形を考え出した。 今回は約50点を発表した。土を焼き締め自然の土の色を出した高さ約30センチまでの仏さまが木の展示台に立つ。木に登って遠くを見つめていたり、知人の娘をモデルにした仏さまも。曼荼羅をイメージした16点のレリーフ作品を初公開した。作者の人柄も重なり、優しさと遊び心が会場を満たしている。 松浦さんは「自分の思いが少しでも伝わり、『ほっこりするね』と感じてもらい、心のつながりができれば」と話している。1日午後4時からオープニングパーティー、3日午後4時から大垣市の津軽三味線のアマチュア演奏家のライブがある。入場無料。火曜休み。
【問い合わせ】電話63・4858、サンムーン。
写真=親しみを感じさせる作品と松浦さん
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