東舞鶴高校 関数コンテストで文系2人大健闘 数学とアート組み合わせデザイン 特別賞の岩田さん だるま祭ヒントにした作品【舞鶴】
投稿日時:2011年04月01日(金)
数学と美術の要素を組み入れた第4回関数グラフアート全国コンテストのカンファレンスが、このほど名古屋市で開かれ、東舞鶴高校3年生の岩田杏子さんと鎌田まなつさん=2人とも3月に卒業=がパソコンの自由部門で発表し、岩田さんが優秀賞と特別賞を、鎌田さんが優秀賞を受賞した。発表者のほとんどを理系の生徒が占める中、文系の2人は大健闘した。岩田さんは東地区商店街のだるま祭をヒントに、関数を使って「合格祈願ダルマ」を描いた。 コンテストは、数学式の特性を活かして図を表現することで、関数への理解を深めることを目的に開催。全国の高校生や高専生を対象に、電卓などを使った自由・課題部門などが設けられている。 東高ではⅡ類文系の3年生が、総合的な学習の時間で作品づくりに取り組んだ。他の授業で学んだパソコンを使い、デザインの視点で関数を考えてもらおうと、数学科の渡邉強矢講師が指導し28人が出品した。 全国から1,100点の応募があり、優秀賞に20点が選ばれ、シンプルな作品づくりを心がけた岩田さんと鎌田さんも受賞した。この20人がカンファレンスで作品を発表し、最優秀賞(1、2位)と特別賞(3~5位)が決められた。 岩田さんは、二次関数や楕円など28個の関数を使った。だるまの鼻の部分は、理系でしか学ばないレムニスケート関数で描いた。発表ではだるま祭の由来も紹介し、地元商店街をアピール。そうしたユニークな題材が評価された。鎌田さんは授業で習った二次関数のグラフでイルカを描いた。胴体のラインにこだわり、尾は4つの円の式を使って三日月の形を作った。 岩田さんは「メッセージ性を持った作品を考えました。関数は暗記という印象が強かったのですが、関数の奥深さをアートを通して学ぶことができました」、鎌田さんは「作品づくりを通していろんな視点で関数の式を見るようになりました。後輩たちもこのコンテストに参加し、数学の新しい楽しさを知ってほしい」と発表した。
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