南米でサッカー武者修行 竹辺くん(朝来小3年) 父の母国パラグアイで プロクラブのU―10でキャプテン MFで得点決め準優勝に貢献【舞鶴】
投稿日時:2011年05月27日(金)
南米パラグアイのプロサッカークラブのジュニアチームに、朝来小学校3年生の竹辺榛里(しんり)君(8)=舞鶴市朝来中=が、昨年4月から今年1月にかけてサッカー留学をした。チームではキャプテンを務め大会の準優勝にも貢献。父親の母国で武者修行した経験を、いま所属するフットサルチームで友達にも伝えている。将来はプロ選手を目指し練習に励んでいる。 パラグアイ出身の父、エイジさんを相手にボールで遊び、5人制サッカーのフットサルを5歳から始めた。エイジさんは中学生のころ一家で日本に移住後、母国のプロサッカー選手を経て、日本のフットサルリーグの全国大会で優勝もした。 そんな父親からパラグアイでのサッカー留学を勧められ挑戦した。プロクラブのU―10(10歳以下)のチーム「エスポルティポ・タジャスアペ」に、その実力が認められ入団。エイジさんの祖母宅に滞在しながら練習に参加した。スペイン語が分からず苦労したが、徐々にチームメイトにも溶け込んだ。 走り込みやリフティング、ボールのキープなどの練習に明け暮れ、最初はうまいと感じていた地元の選手たちに追いつき、ミッドフィルダーとしてスタメンで出場しゴールを決めた。次第にチームの信頼を得てキャプテンを任され、トーナメント大会で準優勝までした。 帰国後、フットサルクラブなどで練習を続けるが、「テクニックとキック力がついた」と友達らが評する。海外のチームでもまれたことで、「自分のことは自分でできるようになり、落ち着いて周囲を見て人にアドバイスもできるようになった。チームにいい刺激を与えています」とエイジさんは息子の成長を感じている。 榛里君は「留学してとても楽しかった。またパラグアイでサッカーをしてみたい。将来はゲームを作って点も取れる選手になりたい」と夢を膨らませている。
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