つなげるヒントを 八島ダイアローグ始動 まいづるRB yashima art portで アート、文化で活躍する講師陣招き 3月までレクチャー 新たな企画へ チャレンジを後押し【舞鶴】
投稿日時:2012年02月21日(火)
人と人とをつなげ、企画を生み出すヒントを考えてもらおうと、まいづるRBなどが浜八島商店街内のyashima art portで、レクチャー・シリーズ「八島ダイアローグ」をスタートさせた。3月27日までの計5回の講座で、アートや人文科学分野の第一線で活躍する人たちが講義し、参加者たちと交流をする。 RBアート・ディレクターの森真理子さんは、赤煉瓦などを舞台に様々なアートプロジェクトを行う中で、何かを始めたいという人に多く出会い、その後押しをする機会を作ろうと今企画を発案。イベントのノウハウではなく、人と人、場と場をつなげる考え方を一緒に探るとともに、参加者たちの出会いの場にもする。 全5回の講座。1回目は「『間(あいだ)』の力」をテーマに、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任教授で臨床哲学者の西川勝さんが講師を務め、高専生や福祉関係者ら約20人が参加した。 西川さんは精神科病棟や老人介護施設などで長く看護の仕事をした体験を踏まえ、患者や家族、医師らとの間に入る看護師の行動事例を紹介。また、コミュニケーション能力を高めるには、聞くこと、相手が話し出すのを待つこと、ともに居ること、遇うことなど次々と掘り下げて考える思考法を示した。 2回目の2月27日は美術家の藤浩志さんが「現場のつなぎ手とは?」、3回目の3月6日はアサヒビール芸術文化財団事務局長の加藤種男さんが「地域×アートの過去/現在/未来」、4回目の3月17日はニッセイ基礎研究所主席研究員・芸術文化プロジェクト室長の吉本光宏さんが「アートと○○をつなぐ可能性」、5回目の3月27日は南山大学文学部教授の坂井信三さんが「人と人、モノとモノをつなぐ、ネットワークとは?」をテーマに話す。 時間は午後7時~同8時半、引き続き交流会。4回目だけ午後1時半から。会場はいずれも同port。定員は20人。料金は1回500円。
【問い合わせ】電話070・6548・9922、yashima art port
写真=第1回講座で話す講師の西川さんと参加者たち
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