古本屋 今月末で閉店 ブックハウスほのぼの屋 障害者と市民交流も 売り上げ減で【舞鶴】
投稿日時:2012年03月09日(金)
障害者たちが働く行永のブックハウスほのぼの屋が、今月末で閉店することになった。1998年の開店以来、地域の古本屋として住民たちとのふれ合いの場にもなっていただけに、惜しむ声が寄せられている。閉店セールを3月11日から31日まで行う。 「お店屋さんがしたい」との障害者の希望で始まり、ここでの店舗経験を元に、さらに高い収益と障害者の能力を引き出そうと、カフェレストランが誕生した。市民から無償で寄せられた本、レコード、雑貨など約2万点を並べる。しかし、活字離れもあって来店者が減り、ネット販売で減少分を補うも売り上げを回復するまでには至らなかった。 利用する市民は「時々掘り出し物を見つけていただけに残念」と惜しむ。指導員の伊藤薫平さんは「メンバーたちと話をして帰られるお客さんもおられました」と振り返り、長年の支援に感謝する。 古本屋は今月末で終了するが、障害者たちはまいづる福祉会が運営する他の事業所へ移る。また、舞鶴市民新聞の配達・集金などの仕事は継続し、店舗の今後の活用法も検討中。 セールは大幅割引をする。営業は午前10時~午後7時半。水曜休み。
【問い合わせ】電話62・1010、同店
写真=地域の古本屋として親しまれてきたほのぼの屋
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