ゆるりと過ごし きらりを見つけて みき助産院 コミュニティーカフェ開設 4月17日オープン 世代越え集いの場 子育て、心身語るワークショップも【舞鶴】
投稿日時:2012年04月10日(火)
妊娠中や子育て中の女性だけでなく、様々な世代の人たちが気軽に集える場をつくろうと、喜多のみき助産院(新宮美紀院長)が院内の一室にコミュニティーカフェを開設した。女性たちのグループ「ゆるり☆きらり」が、自家製天然酵母パンなどを出すカフェを運営し、心と体について語り合えるワークショップや健康サロンも定期的に開く予定。4月17日にオープンする。 病院勤務だった助産師の新宮さん(41)が退職後、自然分娩を扱う助産院を2007年12月に開院。舞鶴はじめ近隣の女性たちが来院し、これまでに26人の出産をとり上げた。一方で自然分娩を望む女性は増えているが、体づくりができておらず産めない人もいる。 その前年の06年、女性たちが安心して妊娠や出産などができる環境を考えようと、「おかだの里からお産といのちを守る会」を結成し、話し合う場を同院で開くなど連携し、今年1月から名称を「ゆるり☆きらり」に変更した。 出産後も母乳のケアなどで同院を訪れ、様々な悩みを打ち明けたりする人も多いが、通院が終わると気軽に立ち寄れないとの声を受けた。また、子育てから手が離れた人からも心身の相談を聞いてもらえる場が少ないことを聞き、独身者から高齢者まで男女を問わずだれでもつながりを持てるカフェを作った。 院内の当直室とキッチンだった部屋(7坪)を改装。木をふんだんに使って、木目を活かした床や高い天井で居心地のいい空間に仕上げた。カウンターとテーブル席、絵本などを置く棚なども備える。「ゆるり☆きらり」と名付けた。 同グループのメンバーが自家製の焼き菓子、ハーブティーなどを提供したり、体にやさしい食べ物やおんぶ紐などのグッズも委託販売する。玄関は助産院とは別にし、建物の横から入れる。営業日は毎週月・水・金曜日の午前10時~午後3時半。 ワークショップは母乳育児などをテーマにした子育てを語る会が毎月第2木曜日(参加費・お茶代込み600円)、お産を語る会が毎月第4木曜日(同1,000円)、孫育て中の女性と心身について語るおしゃべりの会が毎月第4火曜日(同600円)、布ナプキンを作る会が偶数月の第3火曜日(参加費1,200円)。時間はいずれも午前10時~正午。新宮さんと勤務する助産師の奥野和子さん(71)も参加する。 新宮さんは「心と体を大切にすることを伝えていくとともに、いろんな世代の人たちがゆるりとリラックスして、楽しく健康に生きてきらりと光る自分を見つけてもらえる場になれば」と話している。 助産院でお産があれば、カフェと各ワークショップは休業の場合がある。休業はブログ(http ://adishcafe.blog.fc2.com/)で知らせる。
【問い合わせ】電話77・7153、みき助産院
写真=多くの木を使い温もりのある空間のカフェ
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