ジャンボニンニク収穫に期待 まいづる作業所 乾燥機と大型冷蔵庫導入 摘み取った茎も食材として販売中【舞鶴】
投稿日時:2012年06月01日(金)
社会福祉法人まいづる福祉会が運営する平のまいづる作業所が、近くの西屋の畑でジャンボニンニクの栽培に取り組んでおり、収穫後の保存のため乾燥機と大型冷蔵庫を導入した。障害者たちが世話を続け順調に成育し、いま花芽を摘み取ってその茎も販売している。7月ごろの収穫へ期待が膨らんでいる。 作業所ではこれまで西屋の休耕田を借り、カボチャやナスなどを栽培してきたが、障害者たちの給料アップを目指し、手間がかからず獣害被害も少ないとされるジャンボニンニクに目を付けた。人のこぶし大のサイズになり、ニンニク特有のにおいが少なく、一方でうまみ成分が多く、においづけに使わず天ぷらやカレーなど食材として利用されている。 昨年秋に20.5アールの畑を耕し、ジャンボニンニク5千本、普通のニンニク1万本の苗を植えた。車いすの重度障害者も自分たちにできる範囲で作業を分担。農協の支援や農家からアドバイスを受けながら無農薬で世話を続け、その様子をブログで紹介している。 収穫後は乾燥させ保存する必要があるため、野菜専用乾燥機と大型冷蔵庫など府の補助を受けて購入、作業所そばの倉庫に設置した。数時間で約30%の水分をカットでき、冷蔵庫で約1年間保存し順次出荷する。すでに試験稼動させ、障害者たちが切り干し大根づくりに挑戦している。 支援員の泉伸也さんは「今後さらに休耕田の活用を進めていき、少しでも地域に還元できれば」と話している。焼肉店への出荷や産直市場などでの販売を目指す。 ニンニクの球根を太らせるため花芽を摘み取る作業をしており、その茎を食材として販売している。1本10グラム前後で100グラム入り200円。収穫は今後2週間続く予定。注文は同作業所(電話68・0600)で受け、配達する。
写真左=順調に育つジャンボニンニク(西屋)
写真中=設置された乾燥機
写真右=試験乾燥のため切干大根を作る利用者たち
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