被災地で継続的支援を実感 日星高生徒たち 報告会【舞鶴】
投稿日時:2012年07月20日(金)
釜石など東日本大震災の被災地に向かった日星高校の生徒たちが7月20日、舞鶴市上安久の同校で全校生にその支援活動の様子を報告した。被災者から話を聞いたりがれきの撤去を手伝うなどし、今後の継続的な支援の必要を述べた。 被災地へ折り鶴や募金を送るなどの活動をしてきたが、直接現地でボランティアに取り組もうと、生徒会を中心に生徒15人と教員らがバスで向かい、7月14日と15日、宮城県南三陸町、岩手県釜石市と大船渡市に分かれて活動した。 南三陸町で活動した3年生の高橋美穂さんは、復興とは程遠い町の様子、一軒の民家のがれきの片付けに約60人のボランティアがあたったが人手と時間がかかる現状、漁業者たちから前向きな気持ちに触れ、「被災者から震災を伝えたい気持ちを感じ、勇気と笑顔をもらいました」と語った。 釜石に滞在した3年生の塩見有加さんは服のバザーや写真洗浄の手伝い、地域の集いの場や仮設住宅で話を聞くなどをし、「約1年半たった今でも順調に復興しているとは言えません。私たちにも何かできることがあることが分かり、今後も継続した活動ができれば」と話した。 生徒たちの支援活動は、「日星だより」に特集としてまとめ発行した。学校とは別に、市民たちが7月2日~6日、釜石市などで支援物資を届けた活動に参加した同校の齋藤亮壽講師も、その報告を掲載している。
写真=漁業の網の手入れをする漁師と生徒たち(南三陸町で、日星高提供)
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