持続可能な社会考えよう 小出さん(京大原子炉実験所)の講演 7月14日に総合文化会館で 自然エネルギーの見本市も【舞鶴】
投稿日時:2012年07月06日(金)
40年前から研究者の立場で、原発の危険性に警鐘を鳴らし続ける京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんの講演が7月14日、浜の総合文化会館小ホールで開かれる。また、手作りの線量計や自然エネルギーの装置などを集めた見本市も同時に行う。主催団体は福島第一原発事故の現状を知るだけでなく、持続可能な社会のあり方も考えたいとする。 環境やエネルギーについて学び合おうと、舞鶴ピースプロジェクトなど、宮津や綾部、丹波などの団体が連携し、「小出裕章さんのお話を聴く会」を発足。「未来に生きるこどもたちへ」をテーマに、14日に舞鶴、続く15日に亀岡市で連続講演会を企画した。 小出さんは原子力の平和利用を志し研究に入ったが、その危険性に気づき、放射線被害を受ける住民の立場に立って、危険を訴える活動を一貫して続けている。専門は放射線計測、原子力安全。 「未来をひらく市」とした見本市は、燃焼効率を最大まで高めた煙の出ない手作りロケットストーブ、太陽光で調理できる手作りソーラーオーブン、セシウムを除去できる手作り浄水器、排泄物や生ごみからできるバイオガスプラント、近隣企業の開発した風力や太陽光発電システムなどが並ぶ。ワークショップや販売もある。 同聴く会代表の村本さゆりさん=長谷=は「消費電力を減らす社会をどうしたら実現できるのか、実践できることを取り入れながら、これからの暮らしに向けた智恵を交換する場にもなれば」と話す。 講演は午後2時から。入場無料(カンパ制)。資料は有料(部数に限りがある)。見本市は午前10時~午後5時、小ホール前庭で。
【問い合わせ】電話82・1032、村本さん
写真=講演と見本市をPRするチラシ
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