つながって継続的な支援を 絆・三陸へ行こう会 被災地へ物資届ける 近く市民報告会【舞鶴】
投稿日時:2012年08月10日(金)
舞鶴市民たちでつくる「絆・三陸へ行こう会」が8月6日、上安久の日星高校でミーティングを開き、東日本大震災で被災した岩手県釜石市などに支援物資を届けた活動の報告をした。メンバーらは小さな仮設住宅にはほとんど支援物資が届かず、復興には長い道のりがかかる現実を目の当たりにし、継続した支援の必要を痛感した。 昨年の震災直後と12月に続き3回目の活動。多くの人たちから食料品、衣類など2トントラック一杯の物資の提供を受けたほか、現金やイベント収益金など約70万円が寄せられた。市民7人が7月2日~6日にかけ、陸前高田市などの仮設住宅5カ所を回った。 この日は関係者15人が集まり、活動した同高講師の齋藤亮壽さんが映像を使って報告。仮設住宅や町の物産店で津波の様子、町から離れた小さな仮設住宅は買い物も困難で支援物資も届かない、将来の復興への見通しもつかないなどを聞いた。また、訪問先の住民たちが食事の準備をして待っていてくれる大歓迎を受けた。 齋藤さんは「『生きてしまった』と涙した87歳のおばあちゃん、手渡した本を手に笑顔を見せてくれた少女の姿を忘れることができません」と語った。 同グループ代表の山内茂樹さんは「物資を届けることで生まれたつながりを活かし、今後求められる支援を続けたい」と話す。 被災地への関心と支援の大切さを伝えるため、市民に向けた報告会も近く開催する。
写真=映像を見ながら仮設住宅の様子を話す出席者ら
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