町家活かし集いの場を 市民グループ 西地区の建物改修ワークショップ 第1回、8月19日に解体作業 貸しスペース、ギャラリーに【舞鶴】
投稿日時:2012年08月10日(金)
城下町の魅力を発掘し地域の活性化を図る市民グループ「KOKIN」(大滝雄介代表)が、国道175号沿いの平野屋にある町屋「宰嘉庵(さいかあん)」の改修ワークショップに取り組む。コミュニティースペースやギャラリーの年内オープンに向け、明治期の建物で市民参加によって壁塗りや大工作業を進めて行く。 舞鶴出身で京都市在住の石田朝子さん(64)が、実家の隣にある町屋を購入し「宰嘉庵」と名付け、まちづくりのイベントや展示会場として利用してきた。建物は2階木造建てで1階には和室などを備える。道路に面した部分は明治初期に、離れ部分は昭和6年に建てられ、町屋の風情を残している。 同グループは建築関係者、会社員、公務員、学生ら20~40代の17人で今年4月に結成。石田さんの想いを知り、地域づくりにと改修と運営を担っていくことにした。費用はメンバーらの出資金を充てる。 改修はギャラリースペースや中庭、土間づくりなどを行う。だれでも参加できるワークショップ形式(計5回)で進める。第1回は解体作業で8月19日午前9時半から。9月に大工作業とWAXがけ、10月に壁塗りと庭づくり。参加は無料。 1級建築士の大滝さん(30)は「町屋を活かして人が集うモデルケースの場にしたい。10年後の町並づくりに寄与できれば」と話す。石田さんは「地域の人たちが立ち寄り活性化につながれば。若い人たちに任せたい」と期待を寄せる。 【問い合わせ】電話090・7750・6596、大滝さん
写真左=計画を話し合う大滝さん(右)ら
写真右=改修する「宰嘉庵」
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