全国大会の陸上競技で金と銅 支援学校高等部2年 齋藤さん 障害者スポーツの祭典で 50メートル走と400メートルリレーで活躍【舞鶴】
投稿日時:2012年11月24日(土)
府立舞鶴支援学校高等部2年の齋藤翔太さん(17)が、岐阜市の長良川競技場などで開催された「第12回全国障害者スポーツ大会・ぎふ清流大会」に出場し、陸上競技50メートル走で金メダル、400メートルリレーで銅メダルを獲得した。国内最大の障害者スポーツの祭典で、全国の高校生から高齢者までの5400人が参加。正式競技13競技とオープン競技3競技が行われた。同校からは齋藤さんのみが出場し、2つのメダルを獲る活躍をみせた。 齋藤さんは白糸中在学時は卓球部に入り、現在はソフトボール部に所属している。同校の卒業生で兄の貴佳さん(20)も一昨年の同大会に出場し、リレーで銀メダルを獲った経験を持つ。そんな貴佳さんから「挑戦してみては」と背中を押され、出場を決意。1年生だった昨年の京都府大会で好成績をあげ、全国大会出場への切符を掴んだ。 今年の6月から5カ月間、丹波自然運動公園陸上競技場などで行われた、京都府選手団の強化合宿に毎週参加して練習に励んだ。 先月に行われた大会当日は、1日目に50メートル走に出場し、6秒75のタイムで優勝。つづく2日目は200メートル走に出場したが惜しくも4位に終わった。その時のとても悔しかった気持ちをバネに、必ず挽回すると思い挑んだ3日目の400メートルリレーでは、第1走者を走り51秒42のタイムでチームを3位に導いた。 齋藤さんは「暑い真夏の練習はつらかったけど、友達も出来て楽しかった。家族はすごいと言ってくれているので、来年も京都府大会に出場して、自分の記録を伸ばしたい」と喜びを表していた。京都府大会の規定では、たくさんの人が全国大会に出場できるように、1人が1度しか出場できないことになっている。齋藤さん兄弟はともに出場しメダルを獲得した。
写真=全国大会の陸上競技で2つのメダルを獲得した齋藤翔太さん
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