木の実、落ち葉贈る 由良川小児童 みどりの宅配便に協力 野外活動制限の福島の子らへ【舞鶴】
投稿日時:2012年11月20日(火)
福島第一原発事故によって放出された放射性物質の影響で、野外活動が制限されている福島の子供たちに、工作などに使ってもらおうと、舞鶴市丸田の由良川小学校(山口正裕校長、児童87人)が、「福島っ子みどりの宅配便」に協力し、木の実と落ち葉を拾って持ち寄る活動に取り組んでいる。イチョウなど紅葉して色づいた落ち葉を集め、全員で押し葉にして贈る。 福島では放射線量が高く、野外での体験や自然に触れる活動ができない地域もある。秋は落ちた木の実や木の葉を拾って、お面や工作など作品づくりに活用している幼稚園や小学校が多いが、その活動もできずにいる。 そのため財団法人福島県都市公園・緑化協会が、ホームページなどを通じて学校や地域での体験活動に使う落ち葉などの提供を呼びかけた。昨年、被災地の学校へ万華鏡を作って贈った由良川小の児童たちが、今年はこの活動に取り組むことにした。 今月13日から活動を開始し、神崎などに出かけドングリや松ボックリを拾ったり、自宅周辺でも落ち葉を集めた。また、学校内でも最近の冷え込みで色づきだしたイチョウやハナミズキ、モミジなども集め、新聞紙にはさんで押し葉を作成した。 児童会会長の和泉涼花さん(6年)は「福島の子供たちは外で遊べないので、自然の恵みが豊かな由良川小の落ち葉などを使って、好きなものを作ってほしい」と話していた。ダンボール五箱分を集め11月29日に発送し、同協会を通じて学校に届けられる。
写真=イチョウの落ち葉を拾い集める児童たち
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