中筋体操教室 31年間指導の松本さんへ 感謝の気持ち伝える 教え子ら50人集まって【舞鶴】
投稿日時:2012年11月02日(金)
31年間、中筋体操教室で子供たちを指導する代表の松本昭司さん(71)=引土=に、感謝の気持ちを伝えようと、教室の父母会や生徒、コーチたちが10月27日、円満寺の西市民プラザで、「松本先生と中筋体操教室の歴史を語る会」を開催した。元教え子ら約50人が駆けつけ、お礼を述べた。 東舞鶴高校体操部に所属した元小学校校長の小川彬さん(77)が中筋小に勤務時代、PTAだった松本さんに器械体操を子供たちに教えてほしいと依頼し、昭和56年に中筋体操教室が開設された。 西舞鶴高校で体操部員だった松本さんは高校総体や国体に出場し、大学時代には東京五輪体操競技の代表候補を選ぶ選考会に出場した経験を持つ。帰郷後は仕事の傍らボランティアで子供たちを指導し、平成18年には体育館を私費で建設、舞鶴市体操協会の設立にも尽力した。 体操教室はマットなど3種目からスタートし、いまではトランポリンなども取り入れている。毎週日曜日、中筋小体育館で同校の児童3~6年生を指導し、これまでに約300人が通った。中には2代にわたって教わる親子もいる。平成15年から舞鶴小学生体操競技大会を開催する。 この日は遠足や餅つきなどのレクリエーション活動、同志社大学での学生との練習体験などの懐かしい写真を見ながら、参加者たちは思い出を語り、生徒たちが松本さんに似顔絵と花束をプレゼントした。 キャプテンの高岡美羽さん(中筋小6年)は「優しくいつも元気な先生です。これからも指導を続けてください」、教室生だった吉川裕耶さん(25)は「体を動かすのが好きだった。教室は楽しい思い出が多い」と話す。 松本さんは「先輩やコーチ、保護者たちに支えられ、そして何より子供たちから元気をもらって継続できました。これからも口は動くので続けていきたい」と話していた。
写真=松本さんを囲みお礼を伝えようと集った参加者たち
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