もちと味噌届けて35年 五和会 1人暮らし高齢者らへ 北都信金職員も協力【舞鶴】
投稿日時:2012年12月28日(金)
ボランティアグループ「五和会」(滝口不三子会長、会員18人)が、一人暮らしの高齢者や障害を持つ人たちに、つきたての餅と手作り味噌を配る年末恒例の活動が今年で35年を迎えた。始めた当時、福祉施策の手が届かない人たちの姿を知ったことが取り組みの原点だ。12月23日、舞鶴市円満寺の西市民プラザで京都北都信用金庫職員の協力も得て作業をした。 五和会は、社会福祉協議会のボランティアスクールを修了した5人で1980年に設立。高齢者に弁当を作って配達することを長年続け、昨年活動に一区切りをつけた後は高齢者が集まるサロンを開く。 餅と味噌を届ける活動は、ヘルパーから餅も購入できない人もいる話を聞き、会の結成前の78年から始めた。ヘルパーを通じて要望のあった人たちに向け、多い時には70軒分を作った。当初は会員たちが車で届けていたが、20年前から同金庫職員が配達している。費用は年末の友愛運動の募金から充てている。 今年は大浦半島から西地区までの47人に届けようと、もち米30キロを用意して機械で草もちなどをつき、会員12人と職員5人が丸め、1人2パックになるようにもちと味噌500グラムを詰めた。 滝口さんは「おもちを届けに行き、困難な暮らしをしている人たちに出会ったからこそ、きょうまで続けてこられました。お礼の電話や手紙をいただくことも励みになっています」と話している。
写真=もちと味噌を詰める会員たち
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