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由良川の歴史ロマン一冊に あやべ市民新聞社 「タカラガイの壷」発刊 本紙にも17年間掲載 「由良川考古学散歩」から選抜【舞鶴】

由良川の歴史ロマン一冊に あやべ市民新聞社 「タカラガイの壷」発刊 本紙にも17年間掲載 「由良川考古学散歩」から選抜【舞鶴】

投稿日時:2013年02月05日(火)

タカラガイの壷

本紙で17年間にわたり連載した歴史随筆「由良川考古学散歩」が単行本になった。全200編の中から48編を選抜したもので、タイトルは「タカラガイの壷」。舞鶴市を含む由良川流域の数々の古代遺跡にふれながら、普遍的な歴史の夢やロマンも楽しめる1冊。あやべ市民新聞社から1日に発刊され、舞鶴市民新聞社の窓口で購入できる。B6判、153ページ、ソフトカバーで、定価1,260円。
 「由良川考古学散歩」は、中丹3市で古代遺跡の発掘調査に携わる専門職員らが交代で執筆した全200編。
 1994(平成6)~2010(同22)年の17年間、舞鶴市民新聞、あやべ市民新聞、両丹日日新聞の3紙で連載したところ、古里の先人たちが暮らした時代に思いを馳せながら綴った軽妙な筆致で、当時から好評を得ていた。
 本書は、綾部市資料館の近澤豊明さんの作品の中から48編を選抜し、出版のために再編集。南海産の貝「タカラガイ」が日本海側の北近畿の遺跡から出土する不思議や、先人たちの交流の広さを表現して「タカラガイの壷」のタイトルにした。
 舞鶴関連では、タイトルにも使われた「タカラガイ」が見つかった「志高遺跡」をはじめ、「浦入遺跡」「中山城跡」「桑飼下遺跡」などが登場。遺構や出土品にまつわるエピソードや、そこからヒントを得た筆者の随想などが多数収録されている。
 2千部の限定出版で、増刷はしない。発刊前から多数の予約もあり、残り1千冊余り。
 購入方法など詳しい問い合わせは、舞鶴市民新聞社電話78・2055、またはあやべ市民新聞社電話0773・42・1125へ。

写真=舞鶴の遺跡も紹介した本「タカラガイの壷」

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