震災の記憶 忘れない 舞鶴学園卒園の6人ら 復興願い希望リンゴ植樹【舞鶴】
投稿日時:2013年03月15日(金)
阪神・淡路と東日本大震災からの復興を願って、大阪市の市民グループと児童養護施設「舞鶴学園」の子供たちが3月9日、泉源寺の同園広場で、「希望リンゴ」と名づけられたリンゴの木6本を植樹した。学園を巣立つ高校3年生の6人らが、震災を忘れないようにと協力して植えた。
「この町・花の街・作戦」実行委員会が、第2次世界大戦後に日本人を励ました「リンゴの唄」にちなみ、被災者の希望のシンボルにとリンゴの木の植樹を1997年に開始。雲仙普賢岳の被災地の島原市などの小学校など107カ所、581本を植えた。
実行委員長の田村治典さん(67)=宝塚市=が、東北の被災地にペットボトルを利用した湯たんぽを送る活動も取り組む中、11年に学園の子供たちもキルトカバーを作る協力をした。震災から2年を迎えて被災地を語り継ごうと、植樹を持ちかけた。
108カ所目の学園では、子供たちが田村さんの指導を受け、木に土をかけ踏み固める作業をした。3月17日に学園を巣立つ川原真佐美さん(18)は「卒園しても学園を訪れるたびに、大きくなった木を見て震災の記憶を新たにできると思います」と話していた。
写真=リンゴの木を植える子供たち
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