仲川さんと佐藤さん 木工と写真の2人展 市身障センターで6月30日まで【舞鶴】
投稿日時:2013年06月21日(金)
倉谷の仲川林一さん(80)と西方寺の佐藤喜吉さん(74)の2人展が、余部下の市身体障害者福祉センター・サロンで開かれている。仲川さんがひな人形やこいのぼりなどの木工作品、佐藤さんが自宅周辺の風景や家族を撮影した写真を展示している。6月30日まで。
仲川さんは木工所に勤務していた28歳のころ、交通事故で両膝を曲げることができない障害が残った。当初はドアなどを作る技術職だったが後に渉外を担当。退職後に木工の腕を活かし、母親の古い箪笥をばらして材料に、孫が嫁ぐ日に持っていってほしいと7段のひな人形を製作した。電動ミシンノコギリで作った豚の親子や十二支の人形などを出品した。
佐藤さんは4歳のころに小児麻痺となり、左腕に麻痺が残った。中学3年からカメラを趣味とし、自宅で現像までこなした。長年建設業に従事した。右手だけで撮影できる軽量カメラで、風景や人物を撮る。コスモスや彼岸花などの紅シリーズ、陸上大会に出場した同センターの仲間たちとの集合写真、凧揚げをする孫たちの笑顔の写真が並ぶ。
2人は仕事で知り合いだっただけでなく、舞鶴身体障害者団体連合会の役員として、障害者の福祉向上や同センターの充実に務めてきた。それぞれの趣味の話をしながら、当時の思い出も振り返っていた。
写真=作品を展示した仲川さん(左)と佐藤さん
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