日星高生徒たち 復興の道のり、まだ遠く… 南三陸町で活動 支援の必要性を実感【舞鶴】
投稿日時:2013年07月23日(火)
東日本大震災の被災地支援を続ける日星高校の生徒と教諭たちが7月12日~16日、宮城県南三陸町に入り、がれきの撤去作業や子供たちとの交流に取り組んだ。復興には長い時間がかかる現状を目にして、継続した支援の必要性を実感した。
日星高が被災地を訪れるのは今回で4回目。現地でのボランティア活動は、昨年7月に釜石市などで行なったのに続き2回目になる。名取市の閖上わかば幼稚園の再建も応援している。
生徒6人と教諭2人が参加し、登米市にある米川ベースを拠点に南三陸町で活動。炎天下の中、重機が入らない河川で汚泥をバケツリレーで運び出し、商店街があった地区の土砂やがれきの撤去、北海道から送られてきた定置網を南三陸町の漁業に使えるようロープをほどく作業をした。また、小学校を訪れ子供たちとゲームをして話をした。
津波で町全体が流された南三陸町だが、まだまだがれきが残り片付けが終っていない様子や、親や先生から離れようとしない子供たちの姿に震災が残した爪跡の大きさを目の当たりにした。金山友則教諭は「建物をつくる許可がまだ出ていないと地元の人は話し、復興にはほど遠い」という。
3年生の村松文明君(18)は「3年経ってもがれきが多く、ボランティアの人手が足りていないと感じました。みんなに報告して支援を続けていかなければと伝えたい」と話している。
写真=片付け作業をする生徒たち(日星高提供)
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