デフリンピックの卓球で金メダルの快挙 おめでとう上田萌さん! 市長報告、市民たちが祝賀会 「五輪で活躍する選手育成したい」【舞鶴】
投稿日時:2013年08月23日(金)
聴覚障害者のオリンピック「デフリンピック」の卓球女子シングルスで、金メダルを獲得した舞鶴出身の上田萌さん(23)=日立化成所属=が帰郷し、このほど多々見良三市長に金メダルの報告をし、市優秀スポーツ賞・特別優秀賞を受けた。また、上田さんを応援してきた卓球関係の市民たちが祝賀会を開き、その偉業を讃えた。
一条クラブで卓球を始め、日星高校などでも活躍した。前回2009年のデフリンピックはシングルスで銀だった。今回のブルガリア大会でシングルス金、ダブルス銀、団体銅を獲得した。
上田さんや関係者が市役所を訪れ報告。会場となった体育館の床が悪くフットワークが使いにくい環境の中、これまで団体戦で3連敗していたロシア人選手に、シングルス決勝で対戦して勝ったこと、一方、オリンピックに比べデフリンピックは認知度が低く、選手は合宿や大会への参加を自費負担するなど支援が少ない現状も述べた。
多々見市長は「金メダルおめでとう。市民は勇気をもらい、子供たちはスポーツに励むきっかけになった」と祝福した。
上田さんは「金メダルを目標にこの4年間、サーブ後の攻撃などの課題を克服し節制するなど準備をしてきました。支えてもらったみなさんのおかげと感謝しています。将来は五輪で金メダルをとる選手を育てたい」と話した。
夜には浜の勤労者福祉センター別館で、一条クラブと舞鶴卓球協会主催の祝賀会があり、約70人が出席した。同クラブの小畑喜生代表が上田さんの小学生時代、投げ上げサーブの練習を真剣に取り組んでいた様子を紹介し、「萌は100%全力で練習に打ち込める選手で、人一倍努力できる才能がある。金はとるべくしてとったメダル。これからもみんなで応援している」とスピーチした。
同協会の松下繁会長は「小学生だった上田さんに、いいサーブができた時に手振りでグーと合図を送ると、うれしそうに返してくれた笑顔が印象的だった。こうしてみんなで祝賀会ができうれしい」と喜んでいた。
写真左=多々見市長から市スポーツ特別優秀賞を受ける上田さん
写真右=祝賀会で上田さんを讃える小畑さん
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