最新の記事

  

中谷さん招き地産地消セミナー 「生産者と飲食店 繋がりを」 舞鶴産品の魅力を再発見【舞鶴】

中谷さん招き地産地消セミナー 「生産者と飲食店 繋がりを」 舞鶴産品の魅力を再発見【舞鶴】

投稿日時:2013年09月03日(火)

中谷さん招き地産地消セミナー

農林水産業関係の生産者と飲食店関係者が繋がりを持つことを目的に、地域雇用創造推進事業の地産地消セミナー「地場産の魅力、再発見!!」が8月27日、瀬崎のふるるファームで初めて開催された。奈良県五條市で地場産野菜のみを使った創作料理を提供する「五條源兵衛」の料理長、中谷曉人さん(32)が講演を行い、舞鶴の特産品を使った創作料理を参加者たちと一緒に調理し、試食した。
 市と市ふるさと地域づくり協議会が主催し、生産者と飲食店関係者約20人が参加した。生産者から特産品の特徴や製法の自己紹介を聞いた後、中谷さんが講演を行った。
 中谷さんは、地域活性化のために地元出資で町家を改装したレストランで、海のない奈良県の特色を出すために、魚料理などはメニューに入れず、奈良県南部を力強くアピールする五條野菜のみを使ったフルコース料理を提供し、人気となった。
 観光客に地元産の良さを知り喜んでもらうには、飲食店と生産者が触れ合い、食材の良さを知ることが重要と説明。「生産者と繋がっている食材には説得力があり、こだわりや自慢話を聞くと、飲食店はそれをお客さんに伝えることができる。地元の人が知っている宝と、よそから来た人が気付く宝とがあり、生産者と飲食店が繋がって発信することで、まだ見えていない宝も発見できる」と話した。
 講演後、舞鶴産品の素材の良さを知り、新たな魅力を発見しようと、6品の創作料理を参加者たちと調理し、試食した。
 かねと食品の「舞わかめ」を瀬崎の甘夏で香り付けした、舞鶴ならではの海と山を合わせた料理や、あけぼのフェニックスの「減塩みそ」に、「まんがんたまご 有性卵」の卵黄と「舞鶴五老ヶ岳ハニー」を加え、西方寺のナスと赤ジャガイモを付けて食べる田楽など、舞鶴産品同士を組み合わせ、料理をつくった。
 また、万願寺甘とう本来の味を知るため、焼かずに切ってそのまま「万願寺ジャム」に付けて食べたり、新たな試みとして、かねと食品の試作品「とり貝の煮汁」で炊いた御飯や、平のトマトを真空調理で凍らせハチミツを入れたデザートなどもあり、参加者たちは熱心にメモを取るなどし、味わっていた。

写真=中谷さん(中央)考案の舞鶴産品ばかりを使った創作料理を味わう参加者

この記事をシェア!
Management BY
舞鶴市民新聞
当サイトは舞鶴市民新聞社が運営しています
ページトップへ