市協会設立 高校総体開催決定 舞鶴のレスリング 第一歩 ちびっ子体験教室に約70人【舞鶴】
投稿日時:2013年11月29日(金)
2015年8月に舞鶴市で全国高校総体レスリング競技の開催が決定したのを受け、市内の競技熱を盛り上げようと、舞鶴市レスリング協会が設立された。協会設立を記念し、子供たちにレスリングに関心をもってもらう体験イベント「レスリングを楽しもう!」が11月24日、上安久の文化公園体育館で行われた。市内の幼児から中学生までの約70人が、日本代表選手らからルールや実技を学び体験した。
同協会は、京都府レスリング協会副会長でポリテクカレッジ京都職員の佐藤優邦会長(61)と、強豪の京丹後市の網野高と宮津市の海洋高のレスリング部の生みの親で、多くの選手を育てた東舞鶴高指導教諭の三村和人理事長(53)らが中心となり、市内での選手育成を目指して今月設立された。
イベントには、世界選手権84キロ級日本代表の松本真也選手(29)=警視庁=と、ロンドン五輪74キロ級日本代表の高谷惣亮選手(24)=ALSOK=をゲストに迎え、同協会の指導者、同志社大学レスリング部員、京都海洋ちびっ子レスリング教室の生徒らも参加した。
子供たちは体験教室で、前転や後転、三点倒立などの様々なマット運動で体を動かし、レスリングに重要な首を鍛える基礎練習のブリッジや、胸で当たって足を掴み相手を倒すタックルの指導などを受けた。
タックルの練習では、最初は遠慮していた子供たちも、力強くぶつかれるようになってくると、代表選手らを相手に何度も向かって行っては倒し、レスリング競技の醍醐味を味わっていた。初めて体験した志楽小1年の木宮静香さん(7)=田中町=は「タックルで相手を倒すのはすごく楽しかった」と笑顔で話していた。
三村理事長は「舞鶴は、網野や宮津では考えられないほど多くの人が興味を持ってくれていることが分かった。予想を遥かに上回る人が集まってくれたので、今後も教室を継続して開催していきたい」と話していた。
写真=松本選手にタックルする子供
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