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支援継続の大切さ現地で感じ 日星高 宮城県訪問活動報告 幼稚園再建へ募金届ける【舞鶴】

支援継続の大切さ現地で感じ 日星高 宮城県訪問活動報告 幼稚園再建へ募金届ける【舞鶴】

投稿日時:2013年12月24日(火)

宮城県訪問活動報告 幼稚園再建へ募金届ける

12月13、14日に震災被災地の宮城県石巻市と名取市を訪れた日星高校の2年生3人と教員2人が12月18日、舞鶴市上安久の同校で全生徒に活動報告をした。幼稚園の再建のため募金を届け、さら地のままの現地とそこで生きる人たちに強い印象を受けた。
 日星高は、南三陸町でがれき撤去などボランティア活動や、募金活動を継続して取り組む。名取市で全壊した閖上わかば幼稚園の前園長、菊池富紀子さんが同高を訪れ、現地の様子も話しつながりを深めている。
 今回は名取市を訪れ、市民や団体などから寄せられた募金30万円と1万羽の折り鶴、市内の中学生のメッセージを菊池さんらに届けた。閖上地区はかさ上げ工事が進むが建物を建てることができないため、近くの美田園(みたぞの)地区に幼稚園を再建し来春完成させる。
 報告会で生徒会書記の上島紗英さん(17)は「石巻市の大川小学校の被害を聞き、いつでも避難できるよう準備の大切さを知った」、同会副会長の橋本幹介君(同)は「3年近くたっても何も変わらない様子に空しさを覚えましたが、立ち上がろうという強い意志も感じた」、同会会長の高原寧子(ねね)さん(同)は「できることを続けよう、また行かなければと思いました」と話す。
 青葉謙一教諭は「被災地では若者の自殺や孤独死が増えている現実を聞いた。被災地に関心を向け続けることの大切さを感じた」と述べた。

写真=幼稚園再建の募金と中学生のメッセージを贈った生徒と関係者ら(日星高提供)

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