平和の願いバトンつなぐ アンネのバラ 市内の7中学校へ ふりそでの少女像をつくる会【舞鶴】
投稿日時:2014年04月25日(金)
バラで平和のバトンをつなごうと、綾部市の市民グループ「ふりそでの少女像をつくる会」(四方修吉代表)が、このほど舞鶴市内の各中学校を訪れ、アンネのバラの苗木を贈った。
ベルギーの育種家が作った新種のバラ。ナチスによるユダヤ人迫害で亡くなったアンネ・フランクの父のオットーさんに贈られ、平和の心をバラで広げようと、世界中にバラを届けている。
その1本が綾部市の山室隆一さんに託され、接ぎ木をして全国各地に贈ってきた。隆一さんが亡くなった後は、息子の建治さん(73)が遺志を継ぎ、同会の主催で接ぎ木会を開き苗木を増やしている。
32年前、隆一さんが舞鶴市内の各中学校に届けたが、バラの寿命は20年とされるため、今回新たに市内7校に苗木7本を贈った。建治さんは「城南中では挿し木で増やしてくださっているのを知りました。アンネが15歳で亡くなったことから中学校に届けています」と話している。
写真=若浦中へアンネのバラの苗木を届けた山室建治さん(左)
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