まいづる細川幽斎田辺城まつり 城下町の伝統と文化伝える【舞鶴】
投稿日時:2014年05月30日(金)
第23回まいづる細川幽斎田辺城まつり(同実行委員会主催)が6月25日、南田辺の舞鶴公園一帯で開かれ、同24日の前夜祭も含め約3万5000人の人出でにぎわった。
午前8時半に、幽斎花灯籠神輿への魂入れ儀式が、平野屋通りの原田商会の裏手にある幽斎神社と近くの駐車場で、神職の加藤晃さん(69)によって行われ、担ぎ手を日星高校野球部員が務めた。
今年は府登録無形文化財の「吉原の太刀振り」が初披露され、戦国時代の田辺籠城戦で活躍した漁師たちから受け継がれる武道の型を、小学生から20代までの16人が、大薙刀や小太刀などを手に、2人一組で勇壮に披露した。
恒例の武者行列には、海上自衛隊員らが扮する鎧武者や、幼・保育園のちびっこ武者、町内太鼓らが参加。7月20日の舞鶴若狭自動車道の小浜―敦賀間開通や、幽斎が朝倉義景を頼って越前の一乗谷に一時住んでいた縁もあり、福井県と舞鶴の交流を深めようと、若狭越前の一乗谷朝倉鎧武者らも行列に参加し、約900人が西地区市街地を練り歩いた。
また、福井県内の4劇団が合同で、舞鶴と一乗谷とのつながりを寸劇で紹介した。
写真左から=幽斎神社近くの駐車場で行われた幽斎花灯籠神輿への魂入れ儀式
舞鶴公園のステージで初披露された「吉原の太刀振り」
恒例の武者行列で田辺城門を出発する園児たち
福井県内の劇団による寸劇
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