台風水害から復旧 万願寺甘とう出荷 増収目指し順調に【舞鶴】
投稿日時:2014年05月27日(火)
京のブランド産品の「万願寺甘とう」が出荷シーズンを迎え、下福井のJA京都にのくに選果場で5月20日、初出荷・出発式があった。今年は出荷量435トン、販売高2億7000万円を目指す。
「万願寺甘とう」は大正末期頃に万願寺地区で栽培が始まったとされ、大型の肉厚で柔らかく、甘味がありビタミンAなどが豊富な舞鶴発祥の京野菜。昨年は舞鶴と綾部、福知山のにのくに管内で、347トンを出荷し、販売額は過去最高の2億2800万円だった。9月に台風18号でハウスや畑が浸水被害を受けたが、災害後も高値で販売され、過去最高額となった。
今年は栽培面積が約1割増え、同管内で403人が1488アールで栽培。舞鶴では133人が611アールで作付する。初出荷のこの日は舞鶴から445キロ、管内で630キロが集まり、長さや形で「秀」「優」「良」に選別され、箱詰めが行われた。
式では、舞鶴万願寺甘とう部会の米原浩朝会長が「台風の水害から関係機関の努力によって復旧することができ、栽培面積も増やすことができた。まだまだ売れる魅力ある商品。ブランド維持のために出荷量を増やしていきたい」とあいさつした。11月末まで約8割が京都市場へ、2割が首都圏などへ出荷される。
写真=万願寺甘とうの出荷作業
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