自然保護の道一筋 理学博士の荒木さん 環境大臣表彰を受賞【舞鶴】
投稿日時:2014年05月20日(火)
自然公園の保護などに功績のある個人・団体を讃える「平成26年度自然公園関係功労者環境大臣表彰」を、理学博士の荒木邦雄さん(71)=舞鶴市丹波=が受賞した。5月24日に長野県伊那市で行われる式典で表彰される。
環境省自然公園指導員歴22年の荒木さんは、若狭湾国定公園や丹後天橋立大江山国定公園の動植物の保護、自然観察会のガイドなどを務め、自然保護思想の普及啓発に尽力。青葉山レインジャー隊の隊長やネイチャーガイド養成講座の校長、府希少野生生物保全推進委員、市文化財保護委員など多岐に渡り活動を行っている。
荒木さんは貝類の研究が専門で、現在約1万5000種類の貝殻を所有している。本紙の創刊号から100回に亘り「若狭湾貝類紳士録」を連載していた。1988年に青葉山の自然保護に取り組む青葉山レインジャー隊を始め、2004年には全国で舞鶴が初となる、市民が地域の自然を学ぶネイチャーガイド養成講座を開講し、貝類や化石、野生獣に関する講師も務めている。
02年に青葉山レインジャー隊で「地域環境保全功労者環境大臣表彰」を団体で受彰して以来、個人では初受彰。荒木さんは「全国で約2700人いる自然公園指導員の中から、個人で選んでもらえたのはとても貴重なのでありがたい。若い人達に自然保護を伝え、後継者を育成するのが今の私の使命です」と話していた。
写真=ネイチャーガイド養成講座で基調講演を行う荒木さん
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